マイクラ・ロボット教室で育てる記録

5年間の記録

4歳過ぎからロボット教室に通わせて、5年間で気づいたこと

「幼少期の習い事の多さは、親の不安と比例する」

そう聞いたとき、私はすでに息子に5つの習い事をさせていた。

耳が痛かった。でも、反論もあった。

私が幼少期にあれほど詰め込んだのには、理由がある。

人間は成長するにつれて、チャレンジしなくなる。周りの環境に合わせて、雰囲気で自分の将来を決めてしまう。自分の特性にさえ気づかないまま、なんとなく流れていく。そういう人を、私はたくさん見てきた。

もう一つ、確信していることがある。人間は、経験したことからしか発想できない。

知っていることと、やったことがあることは、まったく違う。頭で知っているだけでは、それは自分の選択肢にならない。体でやったことがあって初めて、「これは自分に合う」「これは違う」と判断できる。

だからいろんな経験をさせてあげたかった。合わなければやめればいい。続けるかどうかは、やってみてから決めればいい。

いろんなことにチャレンジした結果、何が自分にしっくりくるのか。何が好きなのか。それを自分で見つけられる人間になってほしい。

親の役割は、その種をまいてあげることだと思っている。そのための投資なら、安いものだと思った。

ロボット教室を4歳過ぎで始めたのも、そういう考えからだった。


ロボット教室に通い始めたころ、未就学児は親の付き添いが必要だった。

息子の隣に座って、ロボットを作る様子をただ眺めていた。息子は黙々と作っていた。集中していた。私がそこにいて、見ているだけで、息子は嬉しそうだった。

それだけでよかった。見てもらえることが、子どもにとってどれだけ大きいか、あの頃に知った。

小学1年生から、親の付き添いは不要になった。

息子が教室の中でどんな顔をして作っているのか、もう私には見えない。

行く前は渋る。友達と遊びたい。ゲームがしたい。そう言う。でも帰ってくると、自分が作ったロボットを自慢げに見せてくれる。「ここがすごいんだよ」と教えてくれる。

作るのが好きなんだと思う。今もたぶん、好きなんだと思う。


ただ、やりたいことが増えてきた。ゲーム、アニメ、友達と外で遊ぶこと。それらと両立するのが難しくなってきた。

息子は今、3年生だ。そろそろ選択しないといけない時期に来ているのかもしれない、と思った。

だから大会に出てみようと決めた。

大会に向けて準備して、本番を経験して、それでも息子が燃えなかったら、そこまでなのかもしれない。でも燃えたなら、もう一段階深いところに行ける気がした。

5年間で気づいたのは、子どもの好きは、親が思うより静かに、でも確かに育っているということだ。

息子には好きなことが他にもある。漫画を描くのも見るのも好きだ。ゲームを見るのも好きだし、最近ではゲームを作ることにも興味が出てきた。

作ること、表現すること。形は違っても、根っこは同じかもしれない。

いろんなことに興味を持てるのは、本当にいいことだと思っている。一つに絞らなくていい。あちこちに触れながら、自分が何者かを少しずつ知っていく。それが子ども時代の仕事だと思っている。

親の役割は、それを邪魔しないことだ。


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ロボット教室、続ける意味ある? 5年通った親の本音

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